12/15→【延期】1/17◎『抵抗への参加』刊行記念イベント 岡野八代さん×小西真理子さん×田中壮泰さん鼎談 「ケアの倫理は人間の倫理である」
昨年キャロルギリガンの名著『もうひとつの声で』の増補版完訳が刊行され(風行社)再度話題になってします。しかしこの本の内容は全てが歓迎をもって受け入れられたわけではありません。
ここで展開された「ケアの倫理」は自己犠牲や無私無欲の倫理、そしてそれを女性特有のものとみなしているとフェミニストから批判を受けました。
しかしギリガンはその後少女たち、少年たちの声を拾い続け『JOINING THE RESISTANCE』を書きあげ、その誤解を解いています。その誤解はどこからきているのか、そしてどこに向かうべきなのか。
その方向性としてジェンダー階層やジェンダー二元論からなる家父長制の解体を訴えています。
その本邦初訳『抵抗への参加』の訳者お二人とゲストに岡野八代さんをお招きして「人間の倫理」としての「ケアの倫理」についてお話いただきます。
日時: | |
会場: | MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店4階 イベントスペース(特設会場) |
開場: | 18:30~ ※会場へのご来店をご希望のお客様は「来店チケット」をご購入ください。 |
オンライン視聴: | ※イベント開始の10分前より入室可能です。 ※イベント終了後1週間、アーカイブでご視聴いただけます。 |
販売期間
チケット案内
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こちら
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【新型コロナウイルスをはじめとする感染予防および拡散防止のためのご協力のお願い】
2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが「新型インフルエンザ等感染症(いわゆる2類相当)」から「5類感染症」に変更されました。これを受けて弊社丸善ジュンク堂書店オンラインイベントでは、2023年5月8日以降、弊社主催のオンラインイベントのうち、「会場参加チケット」ご購入様へ向けた指針について、全て撤廃いたします。
過去の指針については下記リンクをご参照ください。
2023年3月13日以前の指針はコチラ
https://online.maruzenjunkudo.co.jp/pages/0312guidance
2023年3月13日以降から2023年5月8日までの指針はコチラ
https://online.maruzenjunkudo.co.jp/pages/0313guidance
なお、本イベントの運用指針につきましては、今後の政府の指針変更や新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、必要に応じて適宜改訂いたします。
【お問い合わせ先】
MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店
(営業時間10:00~22:00)
電話番号:06-6292-7383
■岡野八代(おかの・やよ)
同志社大学グローバル・スタディーズ研究科教授
専門は政治思想、フェミニズム。共著として『日本は本当に戦争に備えるのですか?:虚構の「有事」と真のリスク』(大月書店)、共訳としてエヴァ・フェダー。キテイ著『愛の労働あるいは依存とケアの正義論 新装版』(現代書館)、ケア・コレクティブ著『ケア宣言:相互依存の政治へ』(大月書店)などがある。
■小西真理子(こにし・まりこ)
大阪大学大学院人文学研究科准教授
専門は臨床哲学、倫理学。著書として『共依存の倫理ー必要とされることを渇望する人びと』(晃洋書房)、『歪な愛の倫理ー<第三者>は暴力関係にどう応じるべきか』(筑摩書房)、共著として『狂気な倫理ー「愚か」で「不可解」で「無価値」とされる生の肯定』(晃洋書房)などがある。
■田中壮泰(たなか・もりやす)
立命館大学文学部授業担当講師、東海大学文化社会学部非常勤講師
専門はポーランド文学、イディッシュ文学、比較文学。共著として『異貌の同時代:人類・学・の外へ』(以文社)、共訳としてヤヌシュ・コルチャク著『ゲットー日記』(みすず書房)、『論文「イディッシュ語で書かれたウクライナ文学」(『スラヴ学論集』25号)』がある。