この国には様々な「支援制度」がある。人々はその「対象者」として、あるいは「従事者」として、そうした制度と関わりを持つことになる。制度化は、ある支援を持続的に、安定的に、広域的に実施していくためには必要不可欠である。しかし、同時に、そこから“こぼれる人々”がいるのではないだろうか?
制度はまた、人々のあいだに“境界線”を引く。「従事者」が「対象者」と個人的な関わりを持つことは多くの場合好ましくないとされる。しかし、人と人が真の意味で関わることができるのは、むしろそうした境界線から一歩(あるいは半歩)踏み出した地点においてであろう——。
第 8 回臨床哲学フォーラムでは、長崎でNPO法人として、まちなか相談室「風の舎」という関わりの場を作ってきた内村公義さんの活動を手がかりに、上のような問題について共に考えていく。
プログラム
主催: | 大阪大学倫理学・臨床哲学研究室 |
開催方法: | Zoom+対面 |
申込み: | 参加希望者は、以下のGoogle フォームからご登録ください。 https://docs.google.com/forms/d/1pwgV355dMmFKQM-5xVNL5BCax0_FoxHNdb8kb8Vl-xg/edit 受付〆切:2022年10月16日(日) 会場参加者の定員は20名です。(定員に達し次第〆切) Zoom参加者には後日ミーティング情報をお送りいたします。 |
問い合わせ先: | mariko.konishi@let.osaka-u.ac.jp |